Tシャツの首ぐりが伸びてしまったらどうしていますか?
おしゃれ着としてのTシャツの寿命は人それぞれだと思いますが、個人的には2~3年着たらパジャマや作業着になっていきます。
でもお気に入りのTシャツだったら、なかなかあきらめがつかない時があります。
・お気に入りのTシャツの首ぐりが伸びてしまった。
・まだ数回しか着ていないのに首ぐりが伸びてしまった。
そんなあきらめきれないTシャツの寿命を延ばすDIYを紹介します。
首ぐりのミシン目を外して、伸びた分をカットして再び縫い付けるというガチの解体修理です。
アイロンなどでゴム襟部分を押さえるとある程度は修正できるし、簡単で早いのですが、やはり一時的なものなので、もう物理的にゴム部分の伸びた長さだけを切って削除してしまおうという方法です。
やや難易度高めですが、参考にしてみてください。
「Tシャツの首ぐり自分で直せないかなあ」と思っている方々を代表してトライしてみました。
Tシャツの首ぐりのお直しに挑戦
今回のTシャツは1シーズン着たところで首ぐりが伸びてしまいました。
お手頃価格のTシャツなので、まあこんなものかなと思いましたが、もう少し楽しみたいと、思い切って再生に挑戦しました。
Tシャツは素材として扱うと、結構デリケートです。
昨シーズン着用と洗濯を繰り返した事で、なおさら生地が痛みやすくなっています。
なので慎重に、丁寧に、作業する必要があります。
すでに何年も着用したTシャツについては、繊維が弱くなっている場合が多いので、解体のお直しはおすすめしません。
Tシャツの首ぐり修理に用意するもの
・ミシン糸 ニット用(レジロンなど) 上糸・上糸共にニット用を使います
・ミシン針 ニット用 Tシャツなら#11・普通地用
同じ伸びる生地でも、トレーナー生地は意外ととフレキシブルで、普通のミシン糸とミシン針でもどうにかいけてしまいますが、Tシャツの場合は専用の糸と針がおすすめです。
【ニット用ミシン糸】
レジロン ミシン糸 300m 《 伸びる 糸 手芸糸 ミシン糸 レジロン糸 ニット 用 レオタード 衣装 ダンス ハンドメイド 手芸 手作り 》
【家庭用ニットミシン針】 【工業用ニットミシン針】
ニット用ミシン針は先端が少し丸くなっています。普通の尖ったミシン針を使うと、Tシャツの編地の糸が切れて、穴が空いたりするので、ニット用で作業します。
お直しの手順
首ぐりを外す
まずは首ぐりを外していきます。
実は最初から少し大変です。( ;∀;)
生地を傷めないように、慎重にミシン糸だけをきれいに外していきます。
Tシャツって気兼ねなく着たり洗濯したり、丈夫な素材のようなイメージですが、いざミシン糸をほどいてみると、なかなか繊細な素材で作られています。
今回のTシャツは首の後ろ部分に補強の力布(ちからぬの)も付いていたので、一瞬くじけそうになりましたが、とにかく家庭でどこまで直せるかやってみました。
外した首ぐりをカット
首ぐりの伸びた分をカットします。カットする長さは決まっていないので、目分量です。今回は1.5㎝程カットしました。
カットしたら、再び輪にしてミシンで縫います。
縫い付ける位置に印を付ける
首ぐりの前後中心と身頃の前後中心を合わせます。
更に中心を取りながら、8か所に印を付けて合わせます。
ミシンで縫う
Tシャツ生地はそのまま縫うと伸びやすいので、薄い紙を挟んで縫っていきます。
縫い代にロックミシンをかける
ロックミシンがあれば、ロックをかけるとすっきりと仕上がります。
ロックがない場合は、ジグザクミシンか、表側からステッチをかけるといいかもしれません。
力布(ちからぬの)を縫い付けて完成
首ぐりの後ろ側に付いていた力布を縫い戻し、アイロンをかけて完成です。
首ぐりのゴムがピタッと張り付くようになりました。
Tシャツが復活です(*^^*)
作業の過程を動画にまとめています。よかったらご覧ください。
アウターとしてのTシャツは首ぐりで着ている。
と言っても過言ではありません。
残念なTシャツ例
- 色が剥げたカラーTシャツ
- 黄ばんだ白Tシャツ
- シワシワ、ヨレヨレのTシャツ
- 毛玉の付いたTシャツ
- シミの付いたTシャツ
など他にもいろいろありますが、極端に言えば上記箇条書きの全てがあったとしても、首ぐりさえ伸びずにすっきり収まっていたら、コーディネートでTシャツはなんとかなるのではないか。とさえ思っています。
首ぐりは顔に近く、人の視線に入りやすい場所で、Tシャツは首ぐりが伸びているだけで一気に生活感が出ます。この落差は何かなと思いますがつまり、
首ぐりが伸びたTシャツには清潔感がないのです。
「清潔であっても清潔感」がない。これは致命的問題で、
下手をすると「実は清潔でないが清潔感がある」ほうがマシだったりします。
↑個人的見解(偏見あり)です。
正直、Tシャツはお手頃なのものを買い、じゃんじゃん使ってじゃんじゃんお洗濯したら、買い替える。みたいに使いほうが多いです。
ですので、わざわざ襟をほどいて直すのも面倒な気がしましたが、一度やってしまうと、再生したTシャツがシャキッとなってうれしい!(^^)!
まだ現役続行です。
うまく再生できると、手持ちの他の全てのTシャツの襟首の伸びをチェックしたくなります。
いっその事、勢いでまとめてやってしまうのがいいかもしれない!と調子づきましたが、やはりTシャツの首ぐりを家庭で直すのは可能だけどやや難しい、というのが正直な感想でした。
モチベーションが上がっている時に一気に作業してしまうのが得策かもしれません。
お気に入りは長く楽しみたいですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
コメント