お手持ちのデニムやスラックスなどでパンツラインが太すぎるアイテムはありませんか。
ウエストや股上、股下の寸法が合っていても、太ももから足首までの裾幅がフィットしていないとすっきり見えないことがあります。
パンツの幅を縮めるのは、全体のシルエットを変えるのでちょっと難しそうですが、方法がわかると意外とシンプルで簡単です。
自分でできるパンツラインの修正方法を紹介します。
デニムやコットンパンツ、スラックスなどに応用できますが、慣れない方はリラックスウエアからお試しください。
パンツの幅を細く修正する方法
今回は中途半端にゆとりがあるストレートパンツをスキニーシルエットにします。
パンツの幅を縮める位置を確認する
パンツの幅を縮める時にどの位置を縫うか確認します。
「パンツの脇側」あるいは「パンツの内股側」のどちらかを縫い縮めます。
パンツは「脇側」と「内股側」のどちらかにステッチがかかっている場合が多いです。
どちら側にもステッチがかかっていないものもありますが、ほとんどのデニムなどのカジュアルパンツは内股側にステッチがかかっていることが多いです。
ステッチがかかっている方は修正が難しいのでステッチのかかっていない側を縫い縮めていきます。
試着して修正位置に印を付ける
まずは試着をして、自分のサイズに合う位置に印を付けていきます。
このパンツは内股側にステッチがあり、脇側にはステッチがかかっていないので、脇側を縮めていきます。
この時、パンツを裏返しにして試着します。
裏返しに試着して印を付けるとそのまま縫い位置がわかるので早くて楽です。
パンツ脇の余っている分の布をつまんで、チャコで印を付けます。
腰から足首まで、自分の足の太さに沿って印を付けます。
あまりきつくなりすぎない程度に、わずかにゆとりを持たせた位置に印をするといいと思います。
印を付けるのは、片足だけで大丈夫です。
足の太さや形が左右で違う、という方は両足に印を付けてください。
印に沿ってミシンで縫う
脇をミシンで縫う前に、裾の縫い目を外しておきます。
裏に付けた印位置に沿って、直線ミシンをかけます。
試着してみる
片足だけ縫ったら、表に返して一旦試着してみます。
履き心地と見た目を確認します。
ここで合っていない部分があったら、もう一度裏返しに試着して修正の線を引きます。
もう少し幅を詰めたい場合は、最初に縫った縫い目はそのままで、修正のミシンをかけます。
広げたい場合はミシン目をほどく必要があります。
今回のパンツは伸縮性があるので、大体の感覚で印を付けてもOKでした。
修正ラインを写す
修正する線が決まったら、まだ修正していない方の足に修正ラインを写し取っていきます。
ミシンで縫った方の縫い幅を計り、まだ縫っていない方の同じ高さの位置に印を写し取ります。
このようにして、パンツの裾から腰位置まで修正幅を写します。
ミシンで縫う
脇をミシンで縫います。
ロックミシンまたはジグザグミシンでで縫い代の始末をします。
最初にほどいていた、裾を縫ったら完成です。
スキニーパンツの完成
中途半端だったラインがフィットして、ロングシャツやワンピースのボトムスに使いやすいアイテムになりました。
いかがでしょうか。
パンツのシルエットを細く修正するのは意外とシンプルな作業なので、家庭でもできます。
お手持ちのアイテムで「少し太すぎる」というパンツがあったら、お試しください。
少しシルエットを直すだけで、ちょっと野暮ったいパンツが恰好いいパンツに変わるかもしれません。
作業の過程を動画にもまとめています。
ストレートタイプのパンツをフィット感あるスキニーにする方法を紹介しました。
他にも、今度はスキニーパンツから裾が広がった【フレアパンツ】にするリメイクも紹介しています。
その時の気分や流行に合わせて自由にパンツの形を変えられたら楽しいですね。
「スキニーをフレアパンツにするリメイク」もよかったらご覧ください。
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