デニムパンツの「浅すぎる前ポケット」を深くする方法

ジーンズポケット ボトムス

お手持ちのデニムパンツやジーンズの前ポケットはどのくらいの深さですか?
ブランドやデザインによっていろいろあると思いますが、とても浅い前ポケットのものがありませんか?

特に、股上の浅いジーンズや、スキニータイプのジーンズに浅い前ポケットが多く存在している印象があります。

浅い前ポケットはおそらく、裏に付いているポケット生地が表のシルエットに響かないように、敢えて浅く、少なめの布地を使用しているのではないかと想像します。

デザイン重視の結果なのだと思われます。
なので実用面では少し不便になります。

ハンカチをポケットに入れようとすると、半分くらいはみ出してしまい、ハンカチが見えているデニムスタイルはお世辞にもクールとは言えません。
無理にハンカチを全部ポケットに押し込むと、ポケットがポッコリしてしまい、これもやはりモッサリしてしまいます。
そもそもハンカチはバッグなどに入れて、ポケットに入れなければいい、という意見は一旦置いといて(*^^*) ジーンズにハンカチを入れておきたいシチュエーションもあるのです。

浅すぎる前ポケットを深くリメイクする方法をお伝えします。

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ジーンズの前ポケットをDIYで深くする

ジーンズのポケットは製品によっていろいろな縫い方がされているので、まずはリメイクできそうか観察します。修正が難しいデザインもあると思います。

今回は一般的にありがちな前ポケットデザインのスタイルをリメイクします。

前ポケットの底の縫い目をほどく

ポケットの底部分のミシン目をほどきます。
布を傷めないようにミシン糸だけを外し、ポケットの底を完全に開いた状態にします。

ポケットに継ぎ足す布を用意する

ポケットを深く延長するための布を用意します。

実際に裏ポケットに使用されている布を参考に、厚みや柔らかさなどの質感が近いものが理想です。
普通のコットンシーチングでも十分です。

深さを足したいおよその長さにカットしておきます。

ポケットの付け根に切り込みを入れる

ポケットの脇の付け根に0.5~1㎝程の切り込みを入れます。
この部分が布を足した時の縫い代分になります。

布を足して縫い付ける

足し布をポケットの内側に入れ込んで、ポケットの底と合わせてミシンで縫います。

切り込みを入れた位置から縫い始めます。

際の所はミシンが入りにくく縫いづらいので、できる範囲で際から縫います。

ぐるりと縫い合わせたら、縫い代の始末をします。
ロックミシンまたは、ジグザグミシンで処理をするのが理想ですが、なければ直線縫いを2~3㎜幅で2,3本縫っておきます。

アイロンで、縫い代を上側に倒します。
縫い代を上側に倒しておくと、縫い合わせ部分が下向きになるので、ポケットに手を入れた時に引っかかるのを防止できます。
更に、倒した部分にステッチをかけて押さえておきます。

継ぎ足し布を閉じて始末する

継ぎ足した布の脇と底を【L字】のように続けてミシンで縫い合わせて、ポケットを閉じます。

縫い合わせたら縫い代を、ロック又はジグザグミシン(なければ直線2,3本)で始末します。

はぎ合せの角の穴を閉じる

もとのポケットと継ぎ足し布をはぎ合わせた角の部分はミシンが入りにくいので、どうしても穴ができてしまいます。
ここは手縫いでかがって穴を閉じておきます。

布の厚みでミシンが届かなかった部分
針ですくい、糸で穴を閉じます

ポケットを脇に縫い付けて完成

ポケットの脇を、ジーンズの脇と縫い合わせます。

表にひびかないように、縫いしろだけにミシンをかけます。

左右、同じように縫ったら完成です。

表の見た目は何も変わりませんが、ポケットの収納力がアップしています。

「オシャレ!」「カッコいい!」も大事ですが、プラス実用性もあったほうが確実に使用頻度が上がります。

動画にもまとめていますので、よかったらご覧ください。

コメント

  1. あやか より:

    初めまして!
    私は、低身長でして144㌢しかないため
    ワンピースやスカート、今は、オーバーサイズのTシャツなど多いため
    逆に太って見えてしまい
    サイズも無く困っていました!
    でま、今手元にミシンがなく‥
    手縫いなど簡易的でもいいので
    ワンピースなど、タックで詰める方法など
    ありましたら知りたいです

    • bloomin より:

      あやか様、はじめまして(*^^*)
      コメントありがとうございます。
      私も低身長のため、既製服が合わずに困ることが日常です。
      確かに最近はオーバーサイズ・ビッグサイズがトレンドのようで、低身長さんは大変ですよね。
      ミシンの方が楽で早いので、ついミシンを使った情報に流れてしまいますが、
      手縫いでもお直しができる情報を平行して発信していきたいと思います。
      参考になるご意見頂けて嬉しいです。
      ありがとうございます!

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