スキニーパンツは何かと便利で、長く愛用してきました。
特にフィット感のあるストレッチタイプのスキニーは見た目もすっきりで、メインにもなり、ワンピースやチュニックの下のインナーボトムスにもなり、毎日のように活躍してきました。
もちろん今でも何かと使ってはいるのですが、そろそろ少しシルエットを変えたい気分になってきました。
そこでタイトなスキニーを少しゆとりのあるフレアスタイルにリメイクしてみました。
パンツはシルエットが変わると随分イメージが違って見えるので、使い込んだアイテムも新鮮な感じがします。
コットンパンツの他、デニムパンツでも応用できます。
スキニーパンツの幅を広げるリメイク
今回はライトグレーのコットンスキニーパンツをリメイクします。
タイトなすそを広げてブーツカットのようにしていきます。
試着してフレアの位置を決める
リメイクしたいパンツを試着して、どの位置からフレアを付けるか考えます。
鏡の前でバランスを考えますが、元のスキニーパンツのデザインや、着ている人の体形などで理想の位置が変わってくると思います。
ここは直感的に「ここからフレアを付けたい!」と決めてしまうしかありません(*^^*)。
決めた位置に印を付けます。
フレアの型紙を作る
試着でフレアを付けたい位置を決めたら、パンツの裾からフレアを始める位置の高さの寸法を計りますどのくらいの幅のフレアを作りたいかも決めます。
- フレアの高さ(パンツの裾からフレアの印まで)
- フレアの幅(パンツの裾の外側と内側に好みの幅)
1の高さと2の幅で二等辺三角形を引きます。
今回私はこのサイズでフレアを作りました。(左右に1.5cm縫い代を取ります)
もう少し横幅を広めに取っても良かったかなと思っていますが、フレアが広すぎると、シルエットが不自然になる可能性もあるのでバランスに注意しましょう。
フレアの足し布をカットする(レースを縫い付ける)
フレアの足し布には、パンツと同系色のコットン生地を使いました。
更に同系色のレーステープがあったので、装飾に裾に縫い付ける事にしました。
足し布は、別の色や柄物を使ってみるのも楽しいですね。
型紙に合わせて生地をカットします。
両足の外側と内側に同じサイズのフレアを付けるので、4枚同じものを取ります。
今回は裾にレースを付けたいので、最初に縫い付けておきました。
裾・脇・内股のミシン目をほどく
スキニーパンツのミシン目をほどいて、脇を開いていきます。
裾をほどいたら、フレアの印を付けた位置まで全てミシン糸を丁寧に外します。
アイロンで生地を整えておきます。
開きの根元を始末する
フレア開きの根元の部分の縫い目がほどけないように、ミシンで補強します。
2~3回往復して縫っておきます。
開きの根元の縫い代にはハサミで切れ目を入れておきます。
この切り込みがあると、足し布がもたつかずに縫い付けやすくなります。
フレア布を縫い付ける
ここからは、フレア生地を取り付けていきます。
足の外側と内側にフレアを縫い付けますが、外側のほうから縫います。
フレア布をパンツの外側の開きの位置に中表にして合わせ、ミシンで縫います。
外脇の前後を縫ったら縫い代をロックミシンで始末しておきます。
縫い代をアイロンで倒して、ステッチをかけます。
続いて足の内側のフレアも同じように縫い付けます。
内側を縫うと筒状になるので、内側にはステッチをかけずアイロンだけで始末しました。
次に、ほどいてあった裾を縫い上げます。
以上で作業工程が終了です。
フレアパンツの完成
フィット感のあったスキニーがフレアタイプのパンツになりました。
フレア部分に使う生地はもっと幅を広げたり、柄物を使ったり、レースを使うなどいろいろなバリエーションが考えられそうです。
「最近使っていないな」と思うスキニーパンツがあったら、こんなリメイクでまた活躍するかもしれません。
作業の様子を動画にしています。ご覧ください。
ストレートパンツをスキニータイプにリメイクした記事もあります
以前にややゆとりのあるストレートパンツを、スキニーにリメイクする記事をアップしました。
今回のリメイクはその逆を行っている感じです(*^^*)
ファッションはその時の気分や流行で着たいシルエットが変化します。
「ファッションて不経済だな」と思うこともありますが、自分でリメイクできると手持ちの物が長く活用できたりもします。
楽しく長く、愛用できるアイテムを増やしたいですね。
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