パーカーやトレーナーのフードが重く感じる事はありませんか?
フード襟は首元が開いていて、秋冬には首筋が寒く感じる事がありませんか?
更に、お洗濯した時にフードの部分だけが乾きづらい。。。
フードは被って使用する事もたまにはありますが、実用性よりはデザイン的なアクセサリーの意味で付いている事がほとんどではないでしょうか。
もちろんフード付きアイテムをおしゃれに着るのもいいのですが、時には自由にフード襟のデザインを変えてみたいと思います。
パーカーフードをカットして、ハイネックのようにリメイクしてみました。
パーカーフードのリメイク
よくあるスタンダードなジップパーカーです。
今回はこちらのフードをリメイクしていきます。
フードをカットする
最初にフードに通っているストラップを外しておきます。
ストラップは後で利用する予定なので、残しておきます。
フードをカットする位置に印を付けます。
今回はフードの根元から8㎝の位置に印を付けました。
今回のパーカーの素材は裏がループ編み(パイル状)になった、トレーナー生地です。
裏起毛など、もう少し布が厚地の場合は8㎝よりもっと長めに取ったほうがいいかもしれません。
また、首ぐりがもっと広いパーカーの場合にも、カット位置を高めにしたほうがいい場合があると思います。
作りたい襟の高さは好みで調整しますが、今回はストラップの穴を利用したいので、
ストラップの穴より上の位置 + 縫い代分は必要になります。
このパーカーはフード部分が2枚重ねになっています。
フードをカットする時に布がずれないように、待ち針を留めます。
更にしつけをかけておきました。
2枚重なったフードをカットします。
トレーナー生地をカットしたら・・・
裏がループ編みになっているトレーナー生地をカットすると、途端に細かい糸くずが散らばります。
ここからの作業は、手元に「コロコロクリーナー」があると便利です。
ミシン目を外す
しつけ糸を外したら、フードのループが通っていた部分のミシンの縫い目を外します。
布を傷めないように丁寧に外しておきます。
襟の内側をカットする
2枚重なった襟の内側の布を少し短く切ります。
後ではぎ合せる時に、縫い目が外側に出ないようにします。
内側を短くすることで「きせ」をかけて、襟が外側に倒れにくくなります。
内側を1㎝程切り取りました。
襟の後ろ中心を詰める
仕上がりをハイネックのようにしたいと思っています。
フード襟は外側に広がりやすいカッティングになっているので、後ろ中心のはぎ合せ部分を縫い詰める事にしました。
ミシンで襟の根元から、上側を縮めるように縫い詰めます。
襟を縫い詰めたところです。
詰める幅は目分量でやっています(*^^*)
伸びる素材は包容力があります(*^^*)
余分な縫い代をカットしておきます。
縫い代は表に返した時に根本の部分がゴロゴロするので、少しシビアにカットしておきます。
襟の角をラウンド形にしたいので、角を少しカットしておきました。
前後の襟を縫い合わせる
前後の襟をまつり縫いではぎ合せます。
ここは手縫いで閉じていきます。
トレーナー生地は丸まりやすく、アイロンもかかりにくいので、縫い代をあらかじめしつけ糸で折り曲げて縫っておきます。
襟の端の部分は丸みを付けながら、前後の襟をまつり縫いで閉じていきます。
襟のはぎ合せは手縫いだけで仕上げようと思うので、なるべく細かく丁寧にまつり縫いします。
襟にステッチをかけてストラップを通す
襟の上から約2.5㎝の位置にミシンでステッチをかけます。
そこにストラップを通します。
もともとフードに通っていたストラップの穴をそのまま利用し、最初に外したストラップを通します。
ストラップを通して軽く絞ると襟が立ちやすくなり、ハイネックらしくなりました。
パーカー襟のリメイク完成
ストラップが通ったらリメイク完成です。
首元が開いたフード襟は、秋冬には少し寒いと感じる時がありました。
こんなハイネックなら首元が暖かく、フードの重さもなくすっきりとします。
フードをアクセサリーとして使いたいパーカーとは別に、リメイクで軽快に着るパーカーもひとつあると便利ではないでしょうか。
リメイクの様子を動画で紹介しています。
コンテンツ内では手縫いの時に便利な卓上糸通しも紹介しています。
|
|
パーカーの袖が長すぎたり、袖口のリブが伸びてしまった時にお直しする記事もアップしています。
ミシンを使った方法と、手縫いでの方法をそれぞれ紹介しています。
こちらも併せてご覧ください。
コメント