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パーカーやトレーナーの袖が長すぎたり、使っているうちに袖口のゴムが伸びてしまったりしていませんか。
トレーナー生地は何となく素人が縫うのは難しいような印象がありますが・・・
・購入したトレーナーやパーカーの袖が長いけど直せる?
・トレーナーやパーカーのリブ袖が伸びてしまったけど直せる?
・家庭でトレーナーやパーカーを縫っても大丈夫?
実は、家庭でも直せるんです(*^^*)
トレーナー生地は意外と、ミシンで縫いやすいのです。
袖口が伸びてしまったパーカー・トレーナーは、袖をまくってもズルズルと下がってきますよね。伸びた分をカットして縫い直すことでゴム部分がキュッと締まります。
この蘇り感は気持ちいいです(*´▽`*)
気に入っていたアイテムが更に長く気持ちよく使えるのはうれしいので、セルフお直し、おすすめします。ミシンやお直しに慣れていない方は、初めは練習にパジャマや部屋着などで試してみてはいかがでしょうか。
パーカー・トレーナー袖 お直し材料
- 直したいパーカー・トレーナー
- ミシン糸
材料は以上です。シンプルです。
ミシン糸については、普通のミシン糸#60でもなんとかいけますが、レジロンなどのニット用ミシン糸がおすすめです。
ニット用ミシン糸 レジロン |
パーカー・トレーナー袖 お直しの道具
- ミシン
- あればロックミシン
- ハサミ
- チャコ
パーカー・トレーナー直しは、手縫いでは厳しいと思います。
ここではミシンが強い味方となります。
ロックミシンがあればすっきりきれいな仕上がりになりますが、ウエアの裏側の話ですので必須ではありません。ジグザグミシンでも代用できますし、ジグザグ機能がない場合は直線縫いを2~5㎜ずらしながら2~3周でも大丈夫です。トレーナー生地はシーチングのようにほつれて長い繊維が出ることがあまりないので、切りっぱなしでも大丈夫です。
なかなか都合のいい素材です。
ミシン針について
ニット生地を普通のミシン針で縫うと布に穴が空いてしまう事があります。
Tシャツなどの薄いニット生地で起こりやすく、トレーナー生地は普通のミシン針で縫ってしまっても大丈夫なものが多いです。
実際私自身はトレーナー生地は普通のミシン針で縫ってしまう事もあります(*^^*)
ただ、素材によっては布に穴が空いてしまう事もあるかもしれないので、ニット用のミシン針を使用すると安心です。
家庭用ミシンと工業用ミシンそれぞれ専用のミシン針になりますので、購入する場合は間違えないようご注意ください。
家庭用ニット専用針 #11 |
工業用ニット専用針 #11 |
袖直しの手順
今回は袖が長すぎたパーカーの袖丈をカットします。
袖丈をカットしないで、伸びたゴムを詰める場合も同じような作業工程になります。
袖の長さをカットする場合は、作業前に試着をして、何㎝カットするか決めておきます。
袖口のミシン目をほどきます
リッパーや糸切りバサミなどで袖とリブニットを外します。
生地を切らないように、丁寧に外します。
ゴム袖口が取れたら、糸をきれいに外してから次の作業をします。
ミシン糸をほどくのにリッパーがあると便利です。 |
袖口をカットし、袖脇を縫います
袖が長い場合はカットします。
袖をカットすると、袖口が少し広くなります。
その分の袖下の脇の部分を詰めて縫います。
伸びる素材なので、脇を詰めずにそのままゴム袖を縫い付けてしまうこともできますが、詰めたほうが、自然な仕上がりになります。
リブ袖の調整
リブ袖(ゴム)が大きい(または伸びている)場合は、ここで二つ折りになっているリブを広げてサイズを詰めてミシンで縫います。
余分な縫い代をカットしておき、また二つ折りに戻します。
袖口のリブが劣化してしまっている時
愛用しすぎて袖口のリブがほつれたり、ゴムが伸び切ってしまっている場合にはリブニットを付け替えるという選択肢もあります。
リブニットだけの材料も販売していますので、お気に入りのパーカー・トレーナーをまだ着たい!という時には、新しいリブニットを使ってリフレッシュする方法もあります。
リブニット スパンフライス |
袖とリブを縫い合わせる
二つ折りにしたリブと袖を「中表」にして、待ち針で止めます。
袖口は縫う距離が短いので、私は2か所だけ待ち針をします。
初めに脇の縫い目とリブの縫い目を合わせ、次に反対側の真ん中同士を合わせます。
ここからがヤマです。
こちらの記事では「パーカー・トレーナーの袖直しは意外と簡単ですよ」とうたっていますが、ここだけは集中ポイントです。この部分をクリアしたら完成も同然ですので、「全集中の呼吸」でいきましょう。縫い目同士を合わせた脇の部分からぐるりと一周ミシンをかけます。
この時「伸ばしながら縫う」のがポイントです。
力任せに伸ばしてしまうと、ミシンがうまく進みませんし、伸ばし方が足りないと、袖に「ツレ」「ヨレ」ができてしまいます。
「優しくギュッと引っ張る感じ」でしょうか。
もしも仕上がりが上手くいかなかったら、めげずに丁寧にミシン糸をほどいて再チャレンジしましょう。せっかく縫った所をほどくのは超めんどくさいのですが、このひと手間で今直しているウエアを今後気持ち良く着られるかが決まります。
伸びる素材を縫う力加減は、経験でつかめますので、ぜひ覚えてみてください。
縫い代を始末して完成 (お好みでステッチも)
一周縫ったら縫い代をロックミシン又はジグザグミシン、ない場合は直線縫い2~3周でまとめます。
直線縫いで縫い代を始末する場合は少し引っ張りながら(ゴムを伸ばしながら)縫ってください。
お好みで表側にステッチをかけてもOKです。
長すぎた袖丈がしっくりと収まり、伸びた袖口がキュッと締まると、「蘇り感」はハンパないです。着心地が悪いまま使用していたり、ベンチ入りしていたアイテムを復活させましょう。
意外とハードルの低いトレーナー生地
いかがでしょうか。以上の作業は慣れれば半日ほどでできます。
始めのリブ袖をほどく作業が一番時間がかかるところですが、縫う場所が少ないので、仕上がりは結構早いです。
裁縫に慣れない方は、練習にパジャマなどで試してみるのがおすすめです。
動画にまとめていますので、よかったらご覧ください。
手縫いでもできる袖直し
以上、ミシンを使ったパーカーの袖口を使ったお直しについて紹介しましたが、手縫いでもパーカーやトレーナーの袖を修理できる方法についての記事を追加しました。
ご興味ありましたら、こちらもご覧ください。
またトレーナーのすそ上げについての記事もよろしければ、ご覧ください。
パーカーのフードが重いなと感じた時に、フードをカットするリメイクの記事もアップしています。
トレーナー・パーカー・スウェットなど伸縮性のあるウェアが自由にリメイクできると、利用の幅が広がりますね。
記事が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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