ワンピースのサイズにゆとりがありすぎる。
最近のビッグサイズ傾向ではありがちなお悩みです。
ふんわりビッグサイズは「余裕がある」「ラグジュアリー」「楽」な雰囲気を楽しむものかと思いますが、一歩間違うと「だらしない」「服に着られている」になってしまう諸刃の剣でもあります。
ビッグサイズは締め付けがなくて「楽ちん」なのですが、個人的にはゆとりの中に程よいフィット感があったほうが「着心地がいい」と思っています。
そこでゆとりのありすぎたワンピースをいろいろな方法で「詰める」アイデアを紹介しています。
今回は少しサイズの大きいデニムシャツワンピースをダウンサイズする方法を考えました。
シャツワンピースを詰めるリメイク
今回リメイクするのはバンドカラーのデニムシャツワンピースです。
私のジャストサイズは「S」ですが、M・Lのサイズ展開しかなく、Mを購入しました。
袖が短袖なので、このままでも着られなくはないのですが、やはり着用して動いてみるとボディが「ガバガバ」した感じ。ワンピースの中で体が泳いでいて、着心地がよくありません。
リメイクの作戦を考える
今回のワンピースは「どこを詰めると違和感なくすっきりダウンサイズできるか?」を考えました。
- ウエストにゴムを入れる
- 肩を詰める
- タックを入れる
とりあえず、このような方法が思いつきました。
それぞれの案を検証してみます(*^^*)
ウエストにゴムを入れる
1.「ウエストにゴムを入れる」方法は過去にも試した事があり、当サイトでも紹介していますが、比較的薄地のワンピースに有効な方法です。
以下のリンクがウエストゴムタイプの過去記事ですが、よかったらご覧ください。
★【既製服にレースを追加する】デコレーションを楽しむリメイク
しかし今回のワンピースはデニム素材で厚みがあり、おそらくギャザーがきれいに入りにくいと思います。
ギャザー以外の方法がよさそうです。
肩を詰める
2.「肩を詰める」方法についても過去に実行しています。
↑こちらでリメイクしたアイテムは、今回と同じような形のバンドカラーシャツワンピースですが、長袖だったので「長すぎる袖を短くしたい」という希望も同時に叶えるために、肩を詰めて直しました。
しかし今回は袖丈については問題ないので、肩が下がったゆるいイメージはそのまま生かしたいと思いました。
タックを入れる
3.「タックを入れる」
今回は元のシャツワンピースのイメージをなるべく残したまま、サイズ調整をしたいと思ったので、ワンピースのどこかにタックを入れる方法でトライしてみる事にしました。
タックを入れる位置を決める
「タックで直す!」と決めたところでどこにタックを入れるか、ワンピースを眺めて考えました。
前か・後ろか・脇か。。。
今回は後ろ身頃にある【ヨーク】に目を付けました✨
このヨークの部分だけにタックを入れてみようと思います。
後ろヨークにタックを作る
ちょっと変則的な形ですが、背中のバンドカラーの下の位置から三角形にタックを取ります。
バンドカラーの部分にタックを入れてしまうと、厚みでモタついてしまうし、首ぐりも狭くなるので、カラーを避けてヨークに斜めのタックを入れる事にしました。
ヨークは2枚仕立てになっているものもありますが、このシャツでは1枚仕立てなので、タックを作っても厚みが出過ぎないと思います。
しつけの状態で試着して、タックの幅などを調整します。
タックをミシン縫いしたら、三角部分の縫い代をアイロンで割ります。
縫い代が浮いてこないように、表側からタックの中心に「落としミシン」をかけて押さえます。
更にヨークの位置にも落としミシンをして、タックを安定させました。
リメイクの完成
後ろタックのリメイクが完成しました。
前から見た感じはあまり変化ありませんが、胴回りの布が浮いた感じが解消しました。
程よいフィット感で、着心地は悪くないです(*^^*)
バックスタイルは「元からこんなデザイン」に見えるかなと思っています。
リメイクの様子を動画で紹介していますので、よろしければご覧ください。
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